お嬢様は家出少女


「お前は考えてることがすぐ顔に出るから、わかりやすいんだよ。俺はエスパーなんて全くねー。お前が考えてることは、お前の顔を見れば誰だってわかるんだよ」


…そうなんだ。

わたしって顔に出やすいんだ。


…じゃあ、ポーカーフェイスできないじゃん!


…これからは顔に気をつけようっと…。




っていうかさあ…、それより…。

わたし、マジで肝試しの時、なんかしたりしてないよね。


真相は松崎しか知らないし…。


ここは、勇気を出してきいといたほうがいいかな…。


悪いことしてたら、謝らなくちゃいけないし。


悪いことしてないか、ちゃんと確かめたほうがいいか。


……かなり勇気がいるけど……。



「あのさ、松崎……」

「何」


言、言いづらい…。


「何だよ」

「向こうのパラソルの下で話す」

「あー」


海に来た時に、みんなで立てたたくさんのパラソル。


パラソルの下には、シートも敷いてる。


どれが誰の、とかはなくて、いつ誰がどこを使ってもいいんだ。


その中の1つのパラソルの下のシートに、2人で座る。


「あのさ」

「ん」