お嬢様は家出少女


―月斗side―


「わたしもそれ、好きかもー!」

「マジで? なーんか似てるな、俺たちって」

「あー、それ思った!」

「マジ?」



こんばんは。



大好きな肝試し。


しかも、一緒にまわってるのは三吉。


「なんかツイてるなー」なんて思っている月斗です。



なんで三吉が一緒なのがツイてるのかって?


…三吉からは嫌われてたみたいだけど、俺は三吉のこと気になってたんだよね。


いつも俺が話してる女子とは、全く違う。


性格もふいんきも、考えてることも。


教室での席が近いのもあって、ちょっと話したことがあった。


その時に正直、こーゆーやつもいるんだなーって思った。


俺への態度からして、俺のこと嫌ってるっていうのはわかったから、ちょっと悲しかったな。



俺と三吉がパートナーっていうのがわかった時は、三吉がどう思うかってかなり不安だったけど、今は、嫌だっていうオーラはただよってこない。


好印象を与えられたのかな?


そう思って、嬉しかった。



なんていえばいいのかわかんないけど、もっと俺のいいとこを見せたいって思ったんだ。




なんか自分でいうのもなんだけど、男のくせに気持ち悪いことをいってる気もするけどな。




三吉の笑顔を見ながら、そんなことを思った。