お嬢様は家出少女





―バタン。


「はあ…」


ホテルの部屋のドアにもたれかかって、ため息をつく。


岸山が俺の腕を離そうとしないから、岸山の部屋のベッドまで連れて行くはめになった。


あいつ、どんだけ怖がりなんだよ…。



…なんか、肝試しの間、ずっとあいつのこと考えてた気がする。


あーもう!

マジで俺どうしちゃったんだよ!


考えを振り払うように、走って自分の部屋に戻った。