そんなわけで始まった、運命のくじ引き。 学年ごとに違う箱からくじを引くので、相手は絶対同級生。 しっかしねえ…。 先輩達の目が、あきらかにしょんぼりとしている。 不思議に思っていると、先輩達の会話が聞こえてきた。 「学年ごとだから、松崎とペアになる可能性0じゃん…」 「わたし、あの子狙ってるのにー!」 「同級生には、あんなイケメンなんていないし」 「「マジでショックー!」」 …先輩達…。 そういうことか…。