「あのっ…、ぜひっ!おねがいします!」

「あはは。敬語なんて使わないでよ。理沙って呼んで。」

「じゃあ、わたしは実織で。」

「実織、よろしく!」

「うん!」

そう言って、理沙はまたにこっと笑った。

う…わ、かわいい!

本当にこの子、かわいい!

初対面のわたしに、こんなに優しくしてくれるし…。

まさに天使!

外見も性格も天使そのもの!

あぁ…、理沙の後ろに天国が、背中に翼が見える…。