「ぎゃあああああ!!!!」


オレの叫び声が学園内に響き渡る


「もっと可愛く叫べないのかな」

「おっお前…何してくれたんだ…」


おっオレの頬に…頬に!!


「何ってキスだけど?もう一度して欲し…「いらねぇよ!!」


手の次は頬にされるなんて…

とにかく気持ちが悪くて仕方がない


「まあオレとしては、李緒ちゃんのこと、気に入っちゃったから」

「オレはお前なんか大嫌いだ!!」


思いっ切り奴の頬を殴ると、全力で校舎内まで走った


「全く…本当可愛いんだから。李緒ちゃんは」



   *****



「何だよ、ったく…きっキスなんかしやがって」


ドカドカと教室目指し廊下を進んで行く


―――まあオレとしては、李緒ちゃんのこと、気に入っちゃったから


「何が気に入った、だ。オレはあんな奴大っ嫌い」


根本的に男は嫌い

父さんを除いては



   *****



教室に入ると、オレは思わず固まってしまった


「なっ…」


男しかいねぇ!!


確かに魔物退治屋(ハンター)は危険な職業だ

けれど、まさかここまで女に人気がないとは


はっ入りづれぇ

むしろ入りたくない


こんなむさ苦しい場所でこれから生活していくなんて堪えられない

今すぐにでも逃げ出したかった