ぐぉぉぉぉ…とのたうち回っている、その塊。 「あれが、混沌です。あれにのまれたくなかったら、僕に魂を売ってください。」 井上の言葉は、半分しか聞こえなかった。 手足が、がくがくと震えている。 どうしよう、 どうしたら…っ!