【新撰組屯所】
大きな文字で書かれた板が下がっていた。
「おおー!壬生浪士組から新撰組に変わってますね。」
「ああ。やっと俺たちの存在が認められたってしるしだぜ。」
沖田も土方も他の隊士もこの札を見て感動していた。そんなこんなで渚が居ることすら忘れていた。
「あーのーさー。かんどーしてるとこ悪いんだけど、ぜってー私のこと忘れてんだろ。」
渚の問いかけに皆が一斉に降り見いた。忘れていたらしい…。
「忘れられるとか…マジで凹むんですけど。ってか何しに私はここに来たわけ?」
土方は少し考えてから…黙り込んだ。
忘れていたらしい…。
「兎に角中に入りませんか。立ち話もなんですし。」
沖田の言葉にその場にいた皆がゾロゾロと中へ入っていく。
渚は土方に強引に中に入れられた。