「それで転校先なんだが…私立藍明高校に転校してもらう」


「はあ?!そこ全国でもトップクラスの不良校じゃん!!」


「まあまあ、話を聞け話を!」




ぅー…


ムスーっとしてるのがバレたのか、結羽が頭を撫でてきた。


結羽に撫でられるの好きなんだよなー…きもちぃ♪




「父さんの友達がそこの理事長しててな、是非とも出迎えたい!!…って(笑)」


「(笑)じゃねえよ!!やだよ絶対正体バレる!」




そうなんですよあたし実はこれでも全国No.1の族の総長やらせてもらってます!


まああたしが族やってたら当然結羽も族やってるわけで…


うちの副総長やってもらってます☆




「いや、別にバレてもらっても構わんぞ?」


「いいの?!」


「ああ。…てゆーかもうバレてる(笑)どうもアイツが口滑らせたみたいでなあ!」




ガハハと豪快に笑う親父。


あたしと結羽は呆れて何も言えない。