「……、コイツ面白ぇわ! オレに向かってそんなコト言ったヤツ、はじめてみた」 あれ?あたし怒られるんじゃねぇの? なんだー、つまんねぇーの! 「気に入ったわ。 コイツ、オレらの姫にすんぞ」 はぁ!? 「いや結構です。 自分の身ぐらい守れるし」 守られる性質じゃねぇし。 「憐、黙って守られとけ……。 強いってバレるぞ?」 小声で燐が囁く。 あー、そうかも……。 でも守られたくないぃいいいい!