屍鬼-shiki-


明が肩を震わせてる。
笑ってんの?

「ククッ。面白いね憐チャン。
気に入ったよ♪」

いや気に入ってもらわなくても結構なんだけど。
てかめんどくさいことに巻き込まれたくない……。

「准たちに、憐のコト見せねぇ?」

はぁ、何言ってんの?
あたしの許可は?

「よぉし、そうと決まればいこーっ!」

グイッと腕を引っ張られる。
振り払おうと思ったけど、怪しまれるよね……?
しょうがない、ついてくか。


「准―――!!」

藍羅が元気な声で呼ぶ。
あたしの前に3人がやってきた。

うん、イケメン揃い。
コイツらも白龍……?

ギロッ、と睨まれる。
が、あんま迫力ないね。
あたしは嘲笑う。

「っ!?何だコイツ!?」

睨んだヤツの右隣にいるヤツが言った。