うん、だって白龍だけじゃ絶対倒せない。
人数が違いすぎる。


強い族って大変なんだよねえ。
いつ来るかわかんないから。


でも、あたしらは負けるはずない。

だってNo.1の実力だもん……。


「なぁ」

准が真剣な表情で聞いてくる。

「なに?」

きっと屍鬼を頼ろうとしてるんだろう。


「屍鬼、に頼んでくれないか?」

ホラ、やっぱりね。
敵に助けを求める。


「前屍鬼いってなかった?
次会うときは敵としてだ、って……」

そこでひと段落つける。
ふぅーと、息を吐く。

「とりあえず、聞いてみるから。
ちょっと待ってて。ね?」

首を傾げて言った。


「ッ////!
……あぁ、悪ぃ」