【准、話がある】

ただ簡潔にメールを送る。
あたしはいつも顔文字とか使ってるから、たぶん真剣な話っていうことがわかってくれる筈。


するとあたしの家に、准が来た。


「話って?」

やっぱり何も知らない。
あたしは溜息を吐く。


「黒鳥がお前らを狙ってる」

短くそう告げた。
准は驚いている。


「何で……」

何でって……。
決まってるジャン。


「潰したいから、でしょ。
でも、頑張って。
6000人いるみたいだから、どっかに助け呼んだほうがいいと思うけど……」