うえ……、勝手に切られた。
なんであたしがあんな学校に……。
帝国学園というのは、不良しかいない学校。
しかもオトコしかいない。
そこに入学すれと?
まぁ鬼龍でオトコのコの周りにいたから慣れてるけど。
でももう電話しちゃってるわけだし、行くしかないよね……。
あたしはバイクを飛ばして学校まで来た。
久しぶりにバイクに乗ったから気持ちイイなぁ。
「ねえキミっ!」
適当にそこら辺にいた金髪に話しかけた。
「あ゛!?んだテメェ!」
なんか凄まれた。
あーあ、違う人に聞けばよかった。
「理事長室に連れてけ」
いつも鬼龍で出している声を出す。
オトコのような低い声。
金髪はビクッと震える。
「こ、こっちです……」
ビクビク震えながら、歩いていく。


