「オレらだって、2.3を争うチームだぞ?
みんなでかかったら、オレらの勝ちだ!」
はぁ?
呆れて笑える。
「ククッ、馬鹿じゃない?
お前らの実力は確かに少しはあるかもしんねぇけど、鬼龍……いや特に屍鬼は頭も優れてる。もちろん実力もお前らの何百倍もあんだろうな。
屍鬼にお前ら全員でいっても勝てねぇ。
お前らの相手は屍鬼……と屍龍だけに逝かされて終わりだよ、チャンチャン♪」
自分のコト褒めてるあたしって。
でも本当に。それぐらいあたしたちは強くていいチームなんだよ。
なのに……、あたしが退学になるからみんなに会えないんだ……。
「アイツらに会いてぇな……」
呆然としてるなか、ボソッと呟く。
「なぁ憐?
オレたちは鬼龍にとったらめっちゃ弱いけど。
でも簡単に逝かねぇよ」
あたしに言われたことが納得いかないのか、口々と文句を言う。
「勝手にすれば?
どうせ戦うことすらねぇくせに。
簡単に逝かねぇって何?
あたしにいうコトじゃないジャン。
いちいち口に出せねぇで、胸の内に秘めとけばいいものを……」
ブツブツと文句を言う。
「やっぱお前らつまんねぇわ。
じゃぁな」