「では他の女子にもキレイになる方法と言うんですか、それを教えてやってはくれませんか?」


ハァ?
それは、あたしが決める事だろう?

「お願いします」

塚田は頭を下げた。深く下げないで。あんたのバーコード、そんなにハッキリ見たくないの。


「僕は…花崎が他の女子生徒たちからイジメを受けるのが辛いんです……」

ああ、恋なんだね、塚田。
アイドルに恋する感じなんだろね……。

イライラする……!!


あたしは黒表紙の毎日書く連絡帳を机にビシッと叩きつけた。