塚田センセは頭から湯気が出るくらい、怒っている。

「塚田センセ、あたし、大丈夫ですから」

顔くらいは洗いたい。ゆり先生に新しいタオルを借りて、丁寧に洗顔する。

ゆり先生がタオルを渡しながら笑う。

「キレイになったから、女の嫉妬ね」

きれいになったせいだけじゃないと思うけど。

うぇ……気持ち悪い。


「雨宮先生」

塚田センセがゆり先生に詰めよった。顔デカッ。まん丸の顔に四角い眼鏡に、バーコード頭のどアップ!


「僕は、あなたに抗議したいと思っています」

抗議……て。



だ、大丈夫か、塚田センセ。