「髪は思いきって、切りましょ」


ゆり先生の専決のもと、あたしの髪はボブヘアへと変えられた。

長くずっとのばしていたのを切るのは嫌だったんだけどね……。

顔がでかいし、エラ張ってるから、ロングで隠してたのに。


ヒロがね……。

「僕はナミがキレイになるためなら、何でも受け入れるよ、ボブにしようよ」


な~んて。

手を握られて、ヒロが騎士みたくひざまづくわけ。


ダサい男がすると、

「バカにしてんの!?」

そう怒るところ。


ヒロはハーフだからか、背は180、大きな男前がひざまづく。

しかも英国貴族の血筋となれば、ね。

……悪い気はしない。


好きになるかは別にして!