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ヒロとあたしが、式を終えて外に出る。

出迎える人たちがまく、沢山のライスシャワーの先に、

あたしがキレイにした
……スズランの花を髪に差した乙女が微笑む。


スズランはね、

『君影草』とも呼ぶそうよ。

ナミ、あなたの後ろに、

あなたを待つ男性が、手を差し伸べている。


「セレブでなくていい?」

「……仕方ないですね」
ナミ、即答してる。


グリーンのドレスが、
ひるがえる。