「これ、どうかな」


どう……って?


「うまく描けてるかな」


「し、知りませんよ!!」
あたし、「れな」さん、見たことないし。


どんな人か、知りませんよ。


塚田センセは会ってイロイロとある、女性かもしれない。



でも、そんなの、あたしは知らないし。


「『れな』さん、知らないので分かりません」




冷たく言ったあたし。


「え、知らないの?」