「女子たちが、化学実験室で燃やしていたのは、ナミ、あなたの画材」 「え」 「なかには燃えやすいものがあったみたいで。燃やした火が残って、他のものに燃え広がったの」 ゆり先生……、ソレッて。 それ、あたしに対する、 嫌がらせ、だよね? ゆり先生の表情はくもったままだ。 「女子たちは停学処分になると思うわ……しばらくは学園に出て来ないから」 あたしの頭のなかを、ゆり先生の言葉が巡る。 ぐるぐる回ってる……。 あたしが机のなかに、置いていた画材。 それを燃やされた……。