「あたし……行ってくる」 ナミが保健室を出ていくのをあたしたちは見送った。 「花崎はやっぱり瀬名先生が好きなんでしょうか」 気になる塚田。 外見ではキレイなレベルが天と地の差だから。 「サァね」 あたしには興味ないけど…ないけど……ね。 ナミが傷つかないかは、心配だわ。 下川くんが無邪気に塚田に提案する。 「塚田せんせい、花崎さんに好きだって言えばよいのに」 塚田の顔が硬直する。