あたしは、どんな顔を今、してるだろう。 ヒロが、こんな事、言いだすなんて。 「黒沢さんが、ゆりさんのために、男性をさがしている、と言ってきて」 あたし…驚いて、声が出ない。 「僕はうれしかった…チャンスだから。ゆりさんに近づくチャンス」 ヒロと出会ったのは、テルの弟として。まだ…15才だった。