*  *  *


真っ暗な空間に
1人で座っていた。

あたしの回りには
何にもなくって

人も物も光りもない。


何だか怖くて寂しくて
涙が勝手に溢れて。


そしたらいきなり目の前に
誰かの後ろ姿が現れて
もう誰だって構わないから
すがり付きたかった。


でも手を伸ばしても届かない

どんどん遠ざかる。


ねぇ、待ってよ。


ヒトリニシナイデ。

オネガイ、マッテ。



結局はまた1人ぼっち…



*  *  *



『っ…はっ!…』


目が覚めたら冷や汗が凄くて
びっくりした。

涙…?

あたし夢みてて泣いたんだ。


変なの。