ベランダの君

「ぅん…まぁ…」


なんて言ったらいいのか分かんねぇし。


「あの先輩、可愛いよね。中学の先輩でもあるんだ。」


「は?!」


凝視していた俺の目は、一気に隣りに向けられた。