偽装恋人






…どこにでもあるようなカラオケの一室
久しぶりにゆっくりできるはずだった休日の午後を合コンでつぶされて機嫌が悪い俺



来るだけでいいから、と連れてこられたが結果なんて分かってる
ここにいるだけじゃすまないだろう




「どうせ女なんて…」



誰にも聞こえないように呟いた言葉で更に虚しくなった俺はソファーに深く体を沈める




「あ、来た来た!こっちだよ~」

しばらくもの思いにふけっていたかったのに、やたらテンションが高い友人の声で顔をあげた