君にキスする方法



試しにそれとなく聞いてみた。
いつもの彼ならきっと、好きに見れば?という答えが返ってくるはず。
そうだったら、あの女に何も未練はないと思ってもいいだろう。

チラリと彼の様子を伺うと、一瞬アルバムの方に目をやり、間が空く。

「…ダメ。」

その答えに凍り付く。

「…なんで?
いいじゃない、少しだけ。」

「見せたくないから。」

「見せたくない様な物が写ってるの?
前の彼女とか?!」

思わず口走った言葉に、ハッとした。
彼も顔をしかめた。

「………そう。」