君にキスする方法



「えー、じゃあ私も切ろうかなぁ。」

チラリと彼を見ながら言うと、切るなの言葉を期待したが、あっさりと「切れば」と返された。

「…風呂入ってくる。」

素早く起き上がって行ってしまった後の雰囲気は、なんて寂しいんだろう。

部屋を眺めていて、ふと、思い立った私は、本棚をまさぐった。

「あった。」

手を伸ばした先には、卒業アルバム。