「あたしは……、雅也君の事が好き…だから…。
だからこうしてるし……」
「悪いけど、俺にそういう同じ様な感情求めてるなら無理だから。」
もじもじ話す彼女の言葉を遮って、雅也が不機嫌そうに言った。
「え?」
「彼氏彼女とかになる気はないっつってんの。
俺はしたい事してるだけだから、期待してるなら無理。」
かぁっと赤くなった顔の彼女がキッとあたしを睨んだ。
「じゃあ、この人は!?
未来の彼女候補って言ってるじゃない!」
「…それは、こいつが言ってるだけ。
俺はそんな気ないけど、こいつが遊んで欲しいらしいから遊んでやってるだけ。」
フッと笑った雅也に胸がときめく。
最近、バカにした様な笑い方だけど、前より笑うようになったね。
「なにそれ?
ただの尻軽じゃん!
もういい。帰る!」
プイッと勢い良く帰って行った彼女を二人で見送った。

