姿を見ただけでキュン、となるこの胸に喝を入れる。
バカバカ、あたしは今こそ見せ付ける時じゃない!
「ねぇ…。
恋人みたいに、デートしたいなぁ。」
腕にスルリとすり寄って、可愛いらしく上目遣いで甘えた。
「ん?いいよ。
どこでも連れていってあげるよ。」
機嫌良くニコニコする彼に思わず顔が勝ち誇った顔になる。
あたしを甘やかさない男はいないんだから。
チラリと雅也を見ると、気だるそうにスタスタ歩いて行った。
周りの振り向く女にメラメラとライバル意識を燃やしてしまう。
どうしてあたしのものだけになってくれないの?

