彼に駆け寄ると、ぎゅっと腕にしがみついた。
「…暑苦しい。」
「雅也かっこいー!最高!」
「お前は最低な。
自分の後始末くらいつけろよ。
あんなだせーのまで手付けて。」
「手付けてないよ!
勝手に彼氏面してただけだもん!
私いい男しか興味ないし…」
「知ってる」
真顔でそう言う彼にキュン、とした。
やばい、こっちが本気になっちゃう!
恐るべし。
私が遊んで思い切り捨ててやるんだから。
「雅也、私今日ー…」
「雅也君!」
私の言葉を遮った女の声にムッとして振り返ると、今朝のヒラヒラスカートの女だった。

