命のロウソク





私の言葉にすごく驚いていた。
まぁ驚くのは当たり前だけどね。



「私さ、あと二ヶ月しか生きれないの。
頭に腫瘍があって・・・もうどうすることも出来ないの。


少し寿命を長くする方法はあるらしいけど
苦しんで、寝たきりで、死にたくないから・・・・・・


こうして自由に暮らしてるの。






辰巳君はこんな私でも好きだって言える?」




辰巳君は何も話さなくなった。
まぁ・・・・・・仕方ないよね。



「・・・・・・このことは誰にも言わないでね?


それじゃぁこれからもクラスメートとしてよろしくね。」



辰巳君の横を通り帰ろうとすると腕を捕まれた。




.