初恋は、私だけのドクター


「おはよ、カエデ。熱は下がったのか?」

「下がったよ!それより、大きい声で熱とか言わないで…。もう病弱キャラにはなりたくない…。」

「ごめん。まぁ、カエデが元気ならなんでもいいさ!」

「ありがとう。あとね、なんちゃって入院みたいな感じで、優の家に住むことになったんだ!!」

「は!?」

「だーかーらー、しばらく優んちに住むことになったの!」

「優と2人暮らしなんて許せねー!!」

「優と2人ではないよ。執事さんが1人いるから。」

「執事!?まぁ、いいや…。じゃあ、戻るわ。無理するなよ!!中学のときみたいにすぐには助けに行けないからな。」

「わかってるよ!じゃあねー」