初恋は、私だけのドクター


「ほんと?」

「本当だよ。」

「へぇ。あたしだったら猛アタックするけどなぁ。
 たぶんアレだね!
 カエデが可愛すぎて告白できなかったんだろうね。
 それか、’カエデはみんなのもの!抜け駆けは許さんっ!’みたいな。」

「あはは・・・。」
中学の時は、月に1回くらいの頻度で入院してたなぁ。
よく卒業できたよね。

「あ!!」

「な、なに!?」
望ちゃん、声大きい!

「ドアのとこにいるの、近藤くんじゃない?」

「ほんどだ。さっちゃんだ。
 さっちゃーん!」