初恋は、私だけのドクター


「カエデ?」

えっ!?

「優?」

「なんでこんなところにいるんだ?」

「え・・・?」

「点滴は?」

「・・・、抜きました。」

「抜いた?」

「はい・・・。」

「で?なんでこんなとこに?」

「起きたら誰もいなかったから、探してた。」

「そっか、悪かったな。佐伯と夕食をとってたんだ。
 で、ブレーカーが落ちたから上げにきた。」

「そうなんだ。
 なんだぁ、ブレーカーが落ちただけかぁ。」
 よかった^^。」

「恐かったか?ごめんな。
 ほら、戻るぞ。」

「はーい。」