初恋は、私だけのドクター


「大丈夫だよ!
 入院はいやだよ!」

「わかった、わかった。
 じゃあ、ヤマトが帰ってくるまで、優ん家にいてよ。
 なんちゃって入院てきな。」

「え・・・?」
「は・・・?」

「ハモんないでよ。
 優ん家ってお手伝いさんもいるし、安心かなーって。」

「まぁ、俺はいいけど。
 カエデは?」

「え?
 んー、1人暮らし寂しいし、優がいいんだったらお世話になろうかな。」

「よし、決定!
 点滴の終わったし、帰っていいよ。
 優に薬とか渡しとくから、帰る準備しててね。」

「はーい。」