静けさが冷たく感じる教室。

誰も入ることのない「開かずの部屋」・・・・。

ここには誰も近寄ろうとしない。

いや、近寄せる訳に行かない。

私が唯一、輝く自分へと戻れる空間を

この教室は造り出してくれる。

見られたくはない、知られたくはない。

そんな、必死な思いから、この学校へ入学した時から

この教室に「開かずの部屋」という

勝手な名前を付け、不気味な噂を立て、

誰も来ることのないように、自作自演してきた。

なぜそこまでしてこの教室にこだわるのか・・・・・

それは、これから始まる物語にすべて

隠されているでしょう・・・・。