バカモンのスゝメ【短編】

話題がなくなり二人の間に気だるい沈黙がま流れた。

生倉は再びドリンクバーへ行きコヒーラを作り戻って来る。

その際ストローを紙の袋に入れたまま持ってきていた。

そしてそのストローを出す時ストロー袋を縦に潰すように取り出す。

ストローを使って潰れたストロー袋にグラスのお冷やを垂らすと水を吸ってモリモリ動く。

二人はその様子を魚の死んだ目よりももっと死んだ目で眺めた。

終始無言だった。