『わたし』が二十歳の時.
大晦日の夜でした.










短大の友人に誘われて、
お寺でバイトをしたんです.
年末年始、一週間限定の.



時給がいいし、
特に予定も無かったから、
軽い気持ちで行ったんですよ.



縁起物を売ったり、
おみくじ渡したり、
仕事自体は楽しかったですね.



ただ、
何処にでもお局様はいるようで、
バイトは皆、怒られました.
例外なく自分も.










こっちはバイトなのに~って
文句を言いそうになった時.



声をかけてくれたのが、
あの人だったのです.