「ま、好きな奴できたら教えろよ」

「教えねぇよ」


七瀬くん、あの友達と仲良いんだなぁ~




壁から七瀬くんたちを見ると、廊下にいる女子たちがみんな七瀬くんたちを見て騒いでいた



「…すごい人気なんだなぁ」

「あれ、マルじゃん」

「っ、び、びっくりした…」

「なにしてんの?」


後ろから肩を叩いてきたのは、永田くんだった


「べ、別にっ」

「あれ、七瀬じゃん」

「あ、ほんとだー」

「お前、もしかして」

「ち、違うよっ!偶然会っただけっ」

「ふーん」