そんな気持ちも
 中学1年の時まで。



 お互い思春期を迎え
 周りに言われるある言葉が
 うざく感じていった。



 "さすが双子!同じ顔"



 周りに必ず言われる
 この言葉が俺も悠も

 嫌で仕方なかった。




 それからはお互い
 一緒にいる時間が減り

 家にいても会話もなく

 お互いがお互いを
 避ける様になった。




 高校も俺は私立へ。
 悠は親の反対を押し切り公立へ。



 お互い別々の道へいった。