「ほら、この問題解いてみろ」

私の家庭教師の真也先生が言う。

「…はぁい」

私は仕方なくシャーペンを握った。



書き終えて、真也先生に見せる。

「…お前さ…やる気あんの??
全部ちげぇんだけど…」

先生はため息をはく。

「えー!!頑張ったのにぃ…」


「じゃあ、次間違えたらバツゲームな」

真也先生はそう言ってニヤリと笑った。

「はっ!?バツゲーム!?やだ!!」
「ふーん…亜希は自信ねーんだ…」

先生は嫌味たらしく言う。


なんか…ムカつく!!

「やればいいんでしょ!!やれば!!」

私が先生を睨みつけ言うと

「間違えたらバツゲームだからな~。制限時間は30分」

と言ってプリントを渡してきた。



はめられた…