★★★★★
(だーもうっ。
何やってんだオレはっっ)
安っぽい枕をバフンッと
壁に叩きつけながら、
オレは内心でそう叫んだ。
今のオレは“陵”なのに、
切替しないでイラついて、
あんずにまで不審がられて。
こんなんでどーすんだ。
ったく、自分で自分が情けない。
「――オイ、白石さん。
備品を乱暴に扱うのは
やめてくれるかな」
後ろから飛んできた声に
振り返ると、悟がふてぶて
しい顔で見下ろしてた。
_
(だーもうっ。
何やってんだオレはっっ)
安っぽい枕をバフンッと
壁に叩きつけながら、
オレは内心でそう叫んだ。
今のオレは“陵”なのに、
切替しないでイラついて、
あんずにまで不審がられて。
こんなんでどーすんだ。
ったく、自分で自分が情けない。
「――オイ、白石さん。
備品を乱暴に扱うのは
やめてくれるかな」
後ろから飛んできた声に
振り返ると、悟がふてぶて
しい顔で見下ろしてた。
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