愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々 2〜

(え……オイ………)



オレの不安をよそに、亜希が
それに賛同した。



「うん、そうだね。
あたしもそれがいいと思うな。

理由を聞かなきゃ、解決の
しようもないもんね」



「春香、亜希………」



あんずは戸惑いを隠さない
顔で二人を見上げたけど、
完ペキに説得モードに入った
二人は、オレを押しのけて
あんずの前に立ち、



「じゃああんずはこのままで
いいの?

何もなかったことにして
仲直りも、別れることも
できないからそんなに
泣いてんじゃないの?」


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