女帝の椅子




私はこれからどうなるのかな



荷物をまとめると涙が出てきた



急にあの男を思い出したから



「…終わったよ」



母は靴を履いて待っていた



「行きましょう、親戚の家に連絡とったから」



私は母の手を握った



とても冷たかった