女帝の椅子




私が部屋に入るとガチャリと鍵が閉まる音がした



目の前には父と同じくらいの年の男



「…砂羽ちゃん……」



急に名前を呼ばれビクッとした



「ハア…かわいい…」



怖い



その感情しか出てこなかった



男は私の手首を掴むと私をソファに投げつけた



「きゃぁ!」



起き上がろうとするとそのまま押し倒された



「いやぁ…いやあああ!!」



男は私に馬乗りになると服を脱がしてきた



抵抗すると少し服が破けた



「…かわいい……かわいいよ…!」



部屋は私の叫びと男の荒い息であふれていた