女帝の椅子




「どうしたんだ!髪なんて切って!」



「…私が切ったの、似合う?」



今すぐ逃げ出したかった



目の前にいるのは父であり敵だ



「ちょうどよかった、車で送るよ。もちろんそっちの子も」



「…え?」



「ありがとうございます!」



そう言って勝手に車にのりこんだ



私もしぶしぶ乗ることにした



そのあと友達がなんか言ってたが耳に入ってこなかった



手が…震えてた