女帝の椅子




ある日のことだった



学校から帰ると男の靴があった



綺麗な革の靴だったから父のものではないとすぐに分かった



「もう200万どうしてくれるんですかぁ?」



肩が軽く震えた



あいつらだ



「そんな…すぐに払えません…」



父の弱々しい声がした



私はドアの前で話を聞いていた



「あ!いいこと思いつきました」



「…いいこと?」



「はい、うちの社長大のロリコンなんですよ」



ろ…ロリコン??



「あなたの娘さん…たしか砂羽ちゃんでしたっけ?かわいいじゃないですか」



「はあ…」



「社長と1回やらせてくれたら借金チャラにしますよ?」



やらせる…ってどういうこと?



あの時の私は意味が解らなかった