女帝の椅子




私は幸せを感じていた



彼と一緒にパレードを見たり



ジェットコースターに乗ったり



ご飯を食べたりした



「次あれ乗りたいわ」



私は観覧車を指差した



「わかった」



直は優しく笑って長い列に並んだ



「砂羽、話があるっていったよね」



「ええ」



「僕からも話があるんだ。観覧車の中でいいからきいてくれる?」



「もちろんよ」



何故か…なぜか彼の顔が曇って見えた