俺は教室につくと荒竹と別れた



荒竹とは違うクラスだったから



神童様の席はちょうどクラスの中心だった



たくさんの男が彼女をちら見してたが



彼女は気づかないふりして本を読んでいた



あれが女帝の振る舞いか…



神童様はいつも何を考えてるのだろう



「……!!」



目が合った!?



んなわけないか



「三谷くん?顔赤いよ?」



「は!!!!!」



話かけてきたのは隣の席の南世華蓮(ナゼカレン)



クラスでは大人しくてあまり目立たない



「なんでもねぇよ」



俺は授業の支度をしながら言った